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山梨の古道探訪おすすめルート5選!歴史的背景やルート情報を解説

山梨県には、豊かな自然の中に、歴史の足跡が残る古道が数多く点在します。
単なる交通路としてだけでなく、政治・経済・文化の交流を支える重要な役割を果たしてきました。
現在でも当時の面影を残す古道を歩いて、歴史と文化に触れられます。
本記事では、甲州街道や鎌倉街道など、山梨を代表するおすすめ古道5選をピックアップ。それぞれの概要、歴史的背景、ルート情報を詳しく解説します。
「山梨の古道を歩いて、歴史探訪を楽しみたい」という方は、ぜひ古道探訪の参考にしてください。
 

目次

  1. 1. 山梨に残る古道とは?歴史的背景と魅力
  2. 2. 歩いて巡るおすすめの古道ルート5選
  3. 3. 山梨の古道歩きに必要な持ち物
  4. 4. 山梨の古道歩きの注意点

山梨に残る古道とは?歴史的背景と魅力

山梨県は本州のほぼ中央に位置し、古来より東西南北を結ぶ交通の要所として栄えてきました。特に甲州盆地を中心として、江戸・鎌倉方面、駿河方面、信州方面、秩父方面への古道が発達し、それぞれが独自の歴史と文化を形成してきました。
これらの古道には、宿場町の跡や石仏、峠道など当時の人々の暮らしを物語る史跡が多く残されています。現代は、ハイキングコースとして整備された区間もあり、歴史散策を楽しみながら山梨の自然美を満喫できます。

歩いて巡るおすすめの古道ルート5選

ここからは、山梨の古道から次の5つを厳選して紹介します。
甲州街道
中道往還
鎌倉街道
秩父往還
御嶽古道
長く交通の要として利用された古道や、信仰に使われた古道などを紹介します。
宿場町が多く歴史を感じる「甲州街道」
甲州街道は、江戸時代に徳川家康が五街道のひとつとして整備した重要な街道です。江戸城からの軍用堂として位置づけられ、江戸から甲府を経て信州諏訪まで約230kmの道のりです。
甲州街道は宿場町が多く作られ、山梨県内には25の宿場町が設置されました。参勤交代や商人の往来で大いににぎわい、物流の道としても重要な役割を果たしました。

古道に残る歴史

旧甲州街道沿いには、現在でも当時の宿場町の面影を残す建物や史跡が点在しています。
特に勝沼宿周辺には本陣跡や脇本陣跡が残り、江戸時代の宿場町の構造がうかがい知れます。
街道沿いには、「甲州街道」と刻まれた道標や、旅人の安全を祈願した道祖神が数多く残されています。

ルート情報

江戸を起点に甲斐を経て信州諏訪へ続く五街道のひとつです。山梨県内では上野原市から始まり、大月市、都留市、富士吉田市、甲府市を経て韮崎市に至ります。現在は国道20号線がほぼ同じルートを通っています。
各宿場町へは、上野原駅、大月駅、甲府駅などJR中央線の主要駅から徒歩でアクセス可能です。歴史的な宿場町の面影も楽しめます。

甲府と富士をつなぐ「中道往還」

中道往還は、駿河国と甲斐国を結ぶ最短ルートとして利用されてきた古道です。駿河からは海産物や塩などが運ばれ、甲州からは甲斐絹や竹細工などの工芸品が駿河に運ばれる重要な交易路でした。

古道に残る歴史

中道往還は、武田信玄が駿河への信仰時に利用したことでも知られています。後に、織田信長と徳川家康の連合軍が武田軍を攻めた祭の撤退路としても使用された歴史があります。
また旧芦川村集落には、「かぶとづくり民家」が現存しています。屋根の一部を切り上げて光と風を取り入れる構造で、山間部の厳しい気候に適応しています。

ルート情報

甲府市中心部を起点に、笛吹市、旧芦川村を経て富士川町に至ります。現在は県道42号線や県道36号線が古道とほぼ同じルートを通っています。
主要なアクセスポイントは甲府駅で、バスまたは車で古道の各地点にアクセスが可能です。少しずつのんびり歩いて巡るのもいいでしょう。

甲府盆地から富士山への参詣路「鎌倉街道」

鎌倉街道は、鎌倉幕府の時代に甲斐・信濃・駿河を結ぶ軍用道として整備された古道です。甲府盆地から富士山への参詣路としても利用されました。
この街道は、鎌倉時代から戦国時代にかけて、政治的・軍事的に重要な役割を果たしました。歴史に名を残す多くの武将が通行したことでも知られています。

古道に残る歴史

文化庁の「歴史の道百選」にも選ばれており、特に三坂峠から檜峰神社を経て金川原までの区間では、古道の面影が色濃く残されています。石畳の道や古い石垣、道標などが保存されており、歴史散策に最適なコースです。
峠道には旅の安全を祈願した石仏群があり、当時の人々の信仰心を垣間見られます。

ルート情報

甲府市を起点に、笛吹市、山梨市を経て三坂峠に至ります。三坂峠からは檜峰神社へのルートが整備されており、ハイキングコースとして楽しめます。
アクセスは山梨市駅が最寄りで、そこからバスまたは車で三坂峠入り口まで約30分で古道に入れます。

甲府と秩父を結ぶ交易の要「秩父往還」

秩父往還は、山梨県と埼玉県秩父市を結ぶ古道です。現在の国道140号線の原型とも言える古道で、かつては物資の運搬、信仰、人々の交流の道として利用されました。
険しい山々を越える難路でありながらも、鉱産物が盛んに往来し甲斐と秩父両地域の発展に大きく貢献しました。

古道に残る歴史

日本武尊が酒折宮からこの道をたどり、秩父方面に東征を行ったという伝説が残ります。
また常泉寺には、聖徳太子が愛馬の甲斐の栗駒とともに休息したという伝説の「腰掛石」が保存されてます。古くから信仰の対象として、多くの方が訪れます。

ルート情報

甲府市から山梨市牧丘町、柳沢峠を越えて丹波山村方面へ。雁坂トンネルの手前にはかつての古道の一部が残されており、ハイキングコースとして楽しめます。一部道が荒れている箇所や、冬季通行止めになる区間もありますので事前に情報収集を行い、十分な装備で臨みましょう

金峰山へのルートが復活した「御嶽古道」

御嶽古道は、2024年に復活した古道です。かつて金峰山への参詣路として利用されていた道を、地域の方と周辺企業の協力によって復活しました。

古道に残る歴史

この古道は修験道(※)として利用され、金峰山への信仰登山の重要なルートでした。沿道には行者が修行に使用した岩場や、山岳信仰に関連する史跡が点在しています。
※修験道:山岳信仰を基盤とした信仰形態。山にこもって悟りをひらくための修行を行った。

ルート情報

起点は韮崎市内で、金峰山方面への登山道として整備されています。現在は日帰りハイキングコースとして利用可能で、初心者でも歩きやすいよう整備されています。
アクセスは韮崎駅から車で約30分の登山口からスタートします。

山梨の古道歩きに必要な持ち物

山梨県の古道を歩く際は、森の中や山道を通ることもあります。事前にコースをチェックし必要な装備を準備していきましょう。
【基本的な持ち物・装備】
・動きやすい服装
・トレッキングシューズ
・雨具
・帽子
・日焼け止め
・紙の地図
・飲み物
・軽食
・救急用品
・防寒具
・虫よけスプレー など
飲食店などは少ない可能性が高いので、飲み物と軽食は必ず持って行きましょう。

山梨の古道歩きの注意点

古道歩きでは、安全を最優先に考えましょう。

【事前にチェックすること】
・天気予報
・ルート
・所要時間
・休憩スポット

悪天候時は無理をしないことが大切です。また山道などに入る場合は、なるべく単独行動は避け、複数人での行動を心がけましょう。
野生動物や危険生物との遭遇に注意し、事前に対処法などを把握しておくのがおすすめです。
またゴミは必ず持ち帰りましょう。

まとめ

山梨には、独自の歴史と文化を持つ古道の痕跡が各地で見られます。宿場町、建築、信仰の史跡など多彩な魅力があります。
これらの古道を歩くことで、山梨の歴史に触れられる貴重な体験ができるでしょう。適切な準備と安全への配慮を行い、山梨の古道探訪をお楽しみください。

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